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第23回日本言語聴覚学会inにいがたレポート②

こんにちは。ST kouhouです。

STは,言語聴覚士のことで,コミュニケーションとのみ込み(嚥下)を支える医療系国家資格のいる職業です。Speech-Language-Hearing Therapistsの略です。

新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学の言語聴覚学科広報よりお届けします。

先日「第23回日本言語聴覚学会inにいがたレポート」(記事はこちらからご覧いただけます。)を投稿しましたが,今回は実行委員長を務められた佐藤 卓也准教授のインタビューをしましたので,ご報告します。

佐藤 卓也准教授(佐藤先生のご紹介はこちらです。

学会実行委員長にインタビューしました

ST Kouhou:大仕事,お疲れさまでした。今のお気持ちは?

佐藤先生:はい.無事に終わってよかった…というのが,第一です。これまで約2年の年月をかけて準備をしてきたものですので,ようやく終えてほっとした・・・というところです。

ST Kouhou:どんな学会でしたか?

佐藤先生:約3年前に「新潟で学会を」という話が日本言語聴覚士協会の深浦会長から県士会にきました。実はそれよりも遡ること2,3年前に一度話をいただいていたのですが,その時は辞退したという経緯がありまして,今回のオファーを断ったら二度とこないだろうと考えまして,ここは「はい」しかないという思いで我々県士会理事はお引き受けする決断をしました。

 それから,広告や展示などの依頼を約350社と養成校約90校にし,企画を考え,講師を決めて依頼し,会場を手配し,ホームページを立ち上げ,演題募集をし,査読者を依頼し,採択を検討し,座長を依頼し,当日スタッフやアルバイトを依頼し,会場配置などを決め,オンデマンドの用意をし,懇親会の準備,そしてコロナ対策など,実行委員23名で一丸となってやってきました。

 当日が近づいてくるにつれて,こまごまとした問い合わせや段取りの漏れが発覚してバタバタしました。それを何とか片付けて迎えた当日でした。そのような状況でしたので,何か忘れていることはないか・・・と心配でした。始まってしまえば,あとは現場のスタッフがしっかりと動いて下さったので大きなトラブルもなく終えることができました。長い間やってきましたが,すぎてしまえばアッという間です。

ST Kouhou:色々な課題を克服して迎えた学会だったのですね。学会が始まってからは,トラブルはありましたか?

佐藤先生:当日の座長がまだ来ていないとか,講演者が来ていないなどのトラブルはありませんでした。また,体調不良の方などもおられませんでした。しかし,当日を迎える前までは,依頼した人が退職していてそこにはいなく現在の所属がわからない,予定していた座長が職場の都合でできなくなった,というものから,直前になって事情により行けなくなったという連絡をいただいた座長の方や,都合で演題を取り下げたいという方など,少しバタバタしました。

ST Kouhou:やはり,あれほどの規模となると都合が変わってしまう先生もいらっしゃったのですね。今回の学会では,学生バイトも活躍していましたね。学生バイトはどのような仕事をしたのでしょう?また,働きぶりを見てどう思われましたか?

佐藤先生:学生アルバイトは,本学の言語聴覚学科1~3年生にお願いし,前日の準備から当日まで延べ44名の学生に協力をいただきました。受け付け,クローク,会場運営,授賞式など幅広く活躍しました。うれしいことに,学会運営業者の方々から,「きちんと仕事をしてくれて,応対もよく良い学生さんですね」とお褒めの言葉をいただきました。

ST Kouhou:素晴らしいですね!学生にとっても,良い社会経験の機会になったのではないでしょうか。この経験を携えて素敵なSTになってもらいたいですね。ところで,佐藤先生が学会を企画・運営されて,改めて思うSTの魅力とは何でしょうか?

佐藤先生:学会を通して,我々言語聴覚士の仕事は日々の臨床だけでなく,その臨床を通して研究をすること,そしてそれが医学の発展に大きく貢献している,ということを再認識しました。我々の一番の責務は日々の臨床で患者様やご家族の健康の回復と生活を支援することですが,もう一方で我々の仕事は医学の発展に寄与する,寄与することができるとても幸せな仕事なのだと思います。こうした社会に貢献できる言語聴覚士は,誇り高い仕事だと思います。そういう仕事って魅力的だと思いませんか?

ST Kouhou:本当にそうですよね。臨床・研究様々な立場から社会に貢献できる,分かりやすいやりがいに事欠かない職業ですね。先生,在学生や卒業生へメッセージをお願いします。

佐藤先生:

卒業生の皆さんへ=========================================

 学会というとなんだか堅苦しい,ちょっとなじみがない,縁のないもの・・・と思う人もいるかもしれません。でもそれは決してそうでもありません。日々の仕事の延長線上にあるものです。日々の仕事の断片を,成果を持ち寄る場所です。そこは顔見知りがたくさんいる場所でもあります。ちょっとした同窓会の場所です。いつもは遠くにいる仲間や友人と久しぶりに会える場所なのです。そして新しいこと,新しい出会いにあふれている場所でもあります。世界を広げてくれる非日常の空間です。ぜひ学会に行ってみてください。必ず得るものがそこにはあります。

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在校生の皆さんへ=========================================

 学会は皆さんが学んでいる教科書や文献に出ている名前の人が,実際にいる場所です。そこは教科書の最先端です。そこに触れることができる,あと少しのところにいるのが皆さんです。今は勉強大変かもしれませんが,卒業したその先には,新たな世界があなたの目の前に現れてきます。ともに歩んでいきましょう!

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ST Kouhou:その他思いつく事ありましたら,お願いします。

佐藤先生:今回の学会では,本学言語聴覚学科の先生方にも本当に多くのご協力をいただきました。講演,座長,発表,運営スタッフ,そして留守をあずかってくださった先生方・・・数え上げればきりがありません。学会を無事終えることができましたのも,本学の先生方の協力があってのことであり,また新潟県士会の先生方,参加企業の方々,運営業者の方々の多くの協力があってのことです。改めてこの場をお借りして関係の皆さま方すべてに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

ST Kouhou:大会を終えて,実行委員長を務めあげた先生ご自身にどんなご褒美をあげたいですか?

佐藤先生:ええ? ご褒美ですか?? 叶うのなら朝から大好きなクラフトビールを浴びるように飲んでいたいですね~~~ うんうん・・・仕事を忘れて・・・ああ!! しまった!! 明日の講義の準備を忘れていたっ!! すぐにやらないと・・・・

ST Kouhou:佐藤先生,本当にお忙しい中ありがとうございました!