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障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶ仕組みー卒業研究発表会2021年度(石本ゼミ)からー

今年度の卒業研究発表会の様子をお伝えするシリーズ、第5回目は石本ゼミの卒業研究発表を紹介します。

石本ゼミの卒業研究テーマは下記の通りです。

  • 選択性緘黙に対する介入研究の文献レビュー
  • 認知症のBPSDに対する応用行動分析による介入研究のレビュー
  • 障害者家族の障害受容に関する文献レビュー
  • 児童に対するインクルーシブ教育の実践に関する文献レビュー

ゼミ担当教員の石本豪講師の専門は,臨床心理学です。また,新潟市のスクールカウンセラーとしても活躍されています.学生の発表も臨床心理学や学校教育に関連するテーマとなっています。

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発表の中の一演題、「児童に対するインクルーシブ教育の実践に関する文献レビュー」について紹介します。

インクルーシブ教育とは,障害のある人とない人が共に学ぶ教育方法です.もちろんただ一緒に教育するだけでなく,障害のある人の精神的機能や身体的機能が最大限に発達できるように行われなくてはいけません.障害を持つ児童の数が増加するにつれ,インクルーシブ教育への注目は高まってきています.

しかし本来のインクルーシブ教育は,障害の有無に関わらず特別な教育的ニーズを有する子どもたちを対象としていました.それにも関わらず,今回検討したインクルーシブ教育の文献では,何かしらの障害を持つ児童に対する支援が主となっていました.一方で障害のない児童への支援,たとえば経済的問題や虐待問題などを抱えた児童に対する支援にはスポットが当てられていませんでした.以上から,インクルーシブ教育の意味について今一度見つめ直す必要があることが示唆されました.

インクルーシブ教育が対象とする障害には,言語障害や聴覚障害など言語聴覚士が関わる障害も含まれています.言語聴覚士が障害のある児童に行う支援は,病院や施設で行う評価・訓練だけではありません.児童の通う学校の先生に対し,障害への対応方法を伝達・助言する場合があります.そのため言語聴覚士は,インクルーシブ教育を深く理解している必要があります.

次回は今井ゼミの発表を紹介します!

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