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映画『Coda コーダ あいのうた』ー聴覚障害を扱った映画の紹介ですー

本学科の学生が目指す言語聴覚士の仕事には,聴覚障害の評価や訓練も含まれています。

本学科の桒原桂講師は言語聴覚士であり,聴覚障害をご専門とされています。

桒原先生の紹介はこちら

今回桒原先生から,聴覚障害に関連する映画の紹介する記事をいただきましたので,下記にご紹介します!


みなさん、お元気ですか?

まだまだCOVID19のオミクロン株に悩まされる毎日で、映画館に足を運ぶのは難しい日々が続きます。しかしこんな時ですが、1月21日(金)より全国のTOHOシネマズでロードショーが始まる映画をぜひぜひご紹介したいと思いたちました。

映画のタイトルは「Coda コーダ あいのうた」です。

(公式ホームページhttps://gaga.ne.jp/coda/より)

映画「Coda コーダ あいのうた」は2021年に開催されたサンダンス映画祭でアカデミー賞につながると喝采を受けた作品です。

「コーダ」とはCODA: Child of Deaf Adult聞こえない親を持つ聞こえる子のことです。

海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族です。陽気で優しい家族の中で幸せに暮らすルビーですが、この4人の中でルビーだけが聞こえるのです。いわゆるデフ・ファミリー(聴覚障害者の家族)の中のたった一人の健聴者です。

ルビーは幼い頃から”通訳“として、家業の漁業を手伝い、聞こえない親と聞こえる社会とをつなぐ役割を担っていました。

新学期、憧れのクラスメイト、マイルズと同じ合唱クラブに入ったルビーは、顧問の先生に歌の才能を見いだされ、都会の名門音楽大学を勧められます。思い悩んだルビーですが、自分の夢を捨てて家族の助けを続ける決心をしました。

ところが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父により、ルビーの夢が家族の夢となって行くのです。

ルビーの母親役は「愛は静けさの中に(1986)」で、アカデミー主演女優賞とゴールデン・グローブ賞に輝いたマーリー・マトリンが演じます。母親役、父親役、兄役の俳優たちはみんな実際に難聴者です。兄役のダニエル・デュラントはアメリカ全土にいくつかある手話演劇の常設劇団の一つデフ・ウェスト・シアターで活躍している俳優です。

この映画の主役ルビー役を探すのが最も大変だったと脚本・監督のシアン・ヘダーは言っています。

コーダの多くは、ルビーのように、幼い頃から難聴の親の通訳になる場合が多いのです。その状況をへダーは、「CODAと話してわかったことは、彼らは親に伝達しなければならない状況に追い込まれたことで、あっという間に人一倍多くの大人の事情に身を置いてしまうの(公式ホームページhttps://gaga.ne.jp/coda/  から2022年1月15日に抜粋)。」と説明しています。

言語聴覚士の仕事は多岐に渡っているのですが、「聴覚士」として難聴者と関わる仕事もします。当然、コーダの存在を知り、必要ならば彼らを支援することもします。

言語聴覚士を目指すみなさんが、コーダがどんな問題を抱えているのか、どんな風に育つのか、映画を見て体験して頂けると良いなと思ってご紹介させて頂きました。


桒原先生,映画のご紹介ありがとうございました!

コーダの存在はここ数年で注目されてきていますが,一般的には知られていません。言語聴覚士や聴覚障害に関心がある方は,ぜひこの機会に映画を通して,聴覚障害者やその家族であるコーダのことを知ってみるのはいかがでしょうか。

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